このサイトに掲載されている作品はすべて、ボーンカーバー野口文男による手作りです。移住のため最初に移り住んだクライストチャーチでひょんなことからNZマオリ彫刻の先生(Dave Paki)より、カービングを習う機会を得、最初に作ったシンプルなボーンネックレスに我ながら衝撃を受け、2000年以来ずっと続けて今日に至ります。

 

 当初は趣味でしたが、たまたま越してきたネルソンはアートの街。数多くの芸術家が住み、また作品を生み続け、静かな街でありながらとても刺激的な街でした。ここで毎週土曜日に開催されるサタデーマーケットに多少たまった作品を売り出したところ徐々に売れ始め、数年後にはフルタイムで作り続けることになりました。

 2010年にはNew Zealand Treasures ExhibitionにおいてNZをリードし、世界に名を馳せるトップカーバー(彫刻師)たちとともに作品を展示する機会を得、横のつながりも強まり、カーバーとしてそこそこ名を知られる事になりました。以来、国内各所で展示会、品評会、招待ゲスト展示などへつながり、2013年からはニュージーランド国立博物館“Te Papa”にも作品が置かれるようになりました。

  

 ここ数年は日本の伝統工芸品でもある根付にはまり込み、過去の偉大な作品に少しでも近づける様にと日々精進しています。ヨーロッパ特にイギリス、そしてアメリカに根付コレクターが多いのですが、NZにも熱烈なファン、コレクターがいるのにも驚きました。世界各地の人々からオーダーを頂き、作品を喜んで愛でてもらうのもうれしい限りです。気力の充実、集中力を必要とする作品作り(本当に気分が乗らないとできません)に魂を注ぎ込むべく、日々のエクササイズ、多方面での勉強(動植物の観察、江戸の風俗や雑学、デザイン、アンティーク全般の物色)、素材集め、遊び(主に骨董店めぐり)にと過ごす日々です。また2015年には念願かない、日本の根付師の先生方に御教示いただく機会を得ました。そして2016年、1週間にわたるNZカーバーシンポジウムにおいては、トップカーバーたちと再び友好を深め、また翡翠(Jade)の作品作りも楽しむことができました(写真)。

 

 扱う素材は鹿角、牛骨、鯨骨、鯨歯、タグアナッツ、猪牙、他動物の骨や角、牙、硬木等。基本的に前に生命を宿していたもの(その一部)。それらに再び新しい生命を吹き込み、かつ将来の所有者を想像しつつ作品を作っております。近年では出会ったたくさんの方々らから面白い素材を頂くことが多く、まだまだ使っていないものが数多くあります。後年の楽しみがまだまだあります。自宅ギャラリー内にはコレクションでもある素材の展示もしてあり、博物館でも見られないようなものを手にとって楽しんでいただくことができます。

 

 近年はさまざまなオーダーが入る日々で、お待たせやお断りせざるを得ない状況になっておりますが、「こんなものを作って欲しい」というリクエストがありましたら、Contacts / to Buy欄から連絡をください。(*結構混んでおりますので3カ月~1年くらいかかる可能性があります。が、まずはお問い合わせください)

 骨や牙などの素材持ち込みにも対応しています。これまで鯨骨、鯨歯、ゾウアザラシの歯、ジュゴンやクロコダイルの骨、イボイノシシの牙、マンモス牙、JET、ペットの骨などを持ち込んだ方々がいます。一回勝負なので、結構プレッシャーにもなりますが、究極の一品ものとして、また次世代へも残す記念品として喜んでいただいております。

 

 ネルソンのサタデーマーケットには毎週出店しています。このサイトには載せていない作品も数多く並んでいます。ネルソンにお越しの際には是非のぞいて行って下さい。

 マオリカービングアカデミーにてマオリから直接習った手作りの味と日本人によるきめ細かくクオリティの高い作品を実感してみてください。購入していただいた方々からは「ものが他のものとは全然違う」「別次元の高品質」などのフィードバックをいただいております。

 *日本の購入者からの一例:購入者のブログを参照ください  Click→ http://ride.ti-da.net/c311642.html

 

WBRG(Worked Bone Research Group)

International Council for Archaeozoology

認定員

  

野口文男

*ニュージーランドで毎月発行されている”Gekkan NZ”という情報誌 2017年11月号にて紹介していただきました。クリックで拡大していただけます。